第58回日本臨床分子形態学会総会・学術集会
会長 松野 彰
国際医療福祉大学医学部教授・脳神経外科統括教授
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、第58回日本臨床分子形態学会総会・学術集会を2026年11月20日(金)・21日(土)の日程にて、国際医療福祉大学熱海病院(静岡県)を会場とし開催させて頂く運びとなりました。これもひとえに皆様方のお力添えの賜物と心より厚く御礼申し上げます。
本学会は、1968年に設立された日本臨床電子顕微鏡学会が前身であり、細胞や組織の超微形態の観察により疾患の病態を明らかとし、その治療を考えることを目的とした学会です。その後、電子顕微鏡のみでなく共焦点レーザー顕微鏡など多くの新たな機器を使用した研究も対象とするため名称を2005年より現在の日本臨床分子形態学会に変更となっております。医学の全領域に関する研究を対象とする数少ない学際的学会であり、さまざまな分野の臨床医学・基礎医学の研究者が参加して討論する学会です。このような伝統と格式のある日本臨床分子形態学会総会・学術集会を開催させていただきますことは、私にとっても何よりの喜びであります。
今回のテーマは、「分子が紐解く生命現象-疾患の克服を目指して-」とさせていただきました。本学会におきましては、さまざまな分野におけるエキスパートの先生に特別講演・教育講演・シンポジウムでの講演をお願いし、先端的な学術発表・最新の知見を共有することを目指しております。生命科学の各領域の次時代を背負う医師・研究者の方々に積極的に参加して頂き、活発な議論を行う場を提供したいと考えております。是非多くの会員の皆様と関連領域の研究者の皆様のご参加・ご発表をお待ち申し上げております。
2025年11月吉日